人材育成学会 第21回年次大会
発表申し込みのご案内
テーマ:新たな地方創生と人材育成
第21回年次大会は、本年12月10日(日)に長野県立大学を会場に開催します。今回大会の概要と研究発表の応募についてお知らせいたします。ご熟読の上、期限内にお手続きくださいますようお願いいたします。多数のご参加とご発表をお待ちしております(参加申込みのご案内は、後日改めて行います)。
――――――――――――― <大会テーマの趣旨> ―――――――――――――
3年以上にわたる新型コロナウイルス感染症の拡大により、組織や個人はこれまでにない行動制約が求められ、生活、仕事、社会、経済などあらゆる面で大きな影響を受けました。新しい生活様式により、自宅からオンラインでの仕事が増え、オフィスへの通勤が減少したことで、東京一極集中の是正につながることが指摘されました。コロナ禍をきっかけに20歳代から30歳代の地方移住への関心が高まり、テレワークの定着もあり、地方への人の動きが活発になっているようです。新しい働き方やデジタル化により、人々の地方移住、本社や事業所の地方移転は、これまで以上に注目されています。地方への人の流れは、地方移住への関心が引き続き高いことから伺えます。
2014年に内閣に「まち・ひと・しごと創生本部」が設置され、地方創生への取り組みが始まりました。「地方創生」とは各地域がそれぞれの特徴を活かして自律的で持続可能な社会を創ること、及び、そのために行われる施策のことです。「地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする」、「地方への新しいひとの流れをつくる」、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」及び「時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する」ことが4つの基本目標とされ、そのための政策や取り組みが行われてきました。
具体的には、一億総活躍、働き方改革、人生100年時代等の取組みを通じて、一人ひとりが充実した人生を送るための環境づくりなどです。地方においては農業、製造業、観光等の地域産業の振興や大学・企業の連携によるイノベーションの創出・人材育成を始め、安心して生活ができる地方をつくるためのプロジェクトが展開されました。このように地方創生は一定の成果をあげましたが、政府は2020年から5年間の「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定し、地方創生をさらに進めていく方向性が示されました。
「第2期地方創生」においては、「多様な人材の活躍を推進する」、「新しい時代の流れを力にする」という2点が横断的な目標として基本目標に加わりました。これらの目標は地方の地域資源を活かした産業を活かし実現する人材を育成すること、そして地方移住促進だけでなく、継続的に地域と関わる「関係人口」の拡大促進などを意味しています。このように一人ひとりが地域の担い手となり、地方創生を推進する人材の雇用や育成への取り組み、多様な人材が活躍する環境づくりが重視されています。それらは新たな地方創生を実現するための継続する課題となります。
以上のような趣旨から、今年度の年次大会では、「新たな地方創生と人材育成」というテーマ・セッションを設けますので、多数の発表応募をお待ちしています。また、シンポジウムでは、このような問題意識を前提として、企業、教育・研究者、行政等から登壇者を集め、問題を掘り下げ、解決の方向を探る予定です。
■開 催 日: | 2023年12月10日(日) |
■会 場: | 長野県立大学 三輪キャンパス (長野県長野市三輪8-49-7) |
■交 通: |
JR長野駅 善光寺口乗り換え 長野電鉄4駅:6分「本郷」駅下車(徒歩10分) JR長野駅 善光寺口6番バスのりば 長電バス15〜20分「城山団地」下車(徒歩5分) JR長野駅 善光寺口 から タクシー 約11分(1,800円程度) 往路と復路の例:東京方面からの往復(北陸新幹線、長野電鉄利用) 往) JR東京8:12発~かがやき521~JR長野9:38着 長電)長野10:00発~本郷10:06着 復) 長電)本郷20:18発~長野20:26着 JR長野20:37発~はくたか576~JR東京22:12着 |
■案 内 図: | 会場の案内図は下記URLをご覧ください。 https://www.u-nagano.ac.jp/about/campus/access/ |
第21回年次大会実行委員会
委 員 長 | 宮下 清(長野県立大学グローバルマネジメント学部 教授) | |
〒380-8525 長野県長野市三輪8-49-7 | ||
E-mail:jahrd.nenjitaikai2023@gmail.com |
人材育成学会 大会・研究会委員会
委 員 長 | 花田 光世 (慶應義塾大学 名誉教授) | |
委 員 | 城戸 康彰 (産業能率大学 名誉教授) | |
櫻木 晃裕 (宮城大学 事業構想学群 教授) | ||
杉浦 正和 (早稲田大学大学院経営管理研究科 教授) | ||
入江 崇介 (リクルートマネジメントソリューションズ HAT Lab 所長) |
当日スケジュール(予定)
10:00 | 受 付 開 始 | ||
10:30 | ~ | 12:00 | 研 究 発 表 |
12:00 | ~ | 13:10 | 休 憩 (理事会) |
13:10 | ~ | 14:40 | シンポジウム |
14:45 | ~ | 17:25 | 研 究 発 表 |
17:30 | ~ | 18:20 | 総 会 |
18:25 | ~ | 20:00 | 懇 親 会 |
Ⅰ.シンポジウム
「新たな地方創生と人材育成」
経営職、人事・教育部門等の企業人、研究者など各方面の専門家をパネリストとしてお招きし、話題提供とパネルディスカッションを行います(パネリストは現在選考中)。
Ⅱ.研究発表
(1)発表区分:「研究発表」と「事例発表」
※事例発表は、本学会の特徴を具現化するもので、人材育成に関する企業やコンサルティングを通して効果的だった事例、先進的な事例、また特徴のある事例を紹介・報告するものです。
(2)発表者:「単独発表」または「共同発表」
※共同発表:発表論文を共同発表とする方は、当日発表会場に同席することが条件です。 (共同研究者は、共同で研究をしている方で、発表当日の同席は義務といたしません。)
(3)発表分野:10分野に分けて募集
① | 「新たな地方創生と人材育成」:年次大会テーマに沿った事例報告、提案、研究など。 |
② | 「人材育成と社会システム」:人材育成の社会的、経済的、文化的基盤及び環境倫理を取り扱う領域 |
③ | 「戦略と計画」:事業戦略と人的資源計画に関する領域 |
④ | 「採用と配置」:人材の調達及び配置に関わる領域 |
⑤ | 「評価と処遇」:人材の評価と処遇に関わる領域 |
⑥ | 「教育と訓練」:人材の教育・訓練とEラーニングなどの企業内教育に関わる領域 |
⑦ | 「職場環境とメンタルヘルス」:職場環境のアメニティとメンタルヘルスの向上を取り扱う領域 |
⑧ | 「グローバル社会と人材育成」:グローバル社会に対応する人材の育成に関わる領域。本年は、特に帰国子女、留学生の就職や人材育成に関するテーマを募ります。 |
⑨ | 「キャリアと働き方」:個人のキャリア開発・形成・支援に関わる領域 |
⑩ | 「一般研究発表」:「人材育成」にかかわる研究発表または事例であれば、特に内容は問いません。自由にご応募ください。発表申込みに際しては、申込書の「キーワード欄」に必ず人材育成にかかわるキーワードをあげてください。なお、お申込みの発表内容と、他の発表者の内容とを勘案して、大会・研究会委員会と大会実行委員会とで調整し、①から⑨の分野に振り分けさせていただくことがありますので、ご了承ください。 |
(4)発表時間:1人30分(質疑応答、交代時間を含む)
Ⅲ.研究発表のお申込み
(1) 申込締切
2023年9月15日(金)必着
(プログラム構成上、お申込みは締切日厳守をお願いします)
(2) 申込方法
「第21回年次大会研究発表申込書」(下記のForms )に必要事項をご記入の上、年次大会実行委員会に送信ください。
https://forms.office.com/r/ymywjKuZwm
(3) お申込みにあたっての留意事項
・ | 上記10分野の中で適当と思われる分野を選択してください。 |
・ | お申込みされた研究発表は、大会・研究会委員会と大会実行委員会とで調整し、分野ごとに検討し審査します。その結果、発表不可となる場合、あるいは申込状況に応じて発表分野の変更となる場合がありえます。あらかじめご了承ください。 |
・ | 研究発表として発表が決定した場合でも、送付いただいた報告論文原稿の内容によって、事例発表への変更をお願いする場合もあります。あらかじめご了承ください。 |
・ | 第1発表者としての研究発表は1人につき1件のみとします。ただし、大会実行委員会から特に依頼された発表についてはこの限りではありません。 |
・ | 発表者は、発表の時点で会員(法人会員の構成員を含む)であることが必要です。現在会員でない方は、至急学会入会の手続きをしてください。ただし、大会実行委員会から特に依頼された発表についてはこの限りではありません。学会入会申込は、人材育成学会ホームページの専用フォームからお手続きください。(http://www.jahrd.jp/) |
・ | 報告論文原稿の提出時に、人材育成学会ホームページへの原稿掲載可否をお尋ねします。 |
(4) 発表申込書の記入について
・ | 発表区分は、研究発表または事例発表から選んでください。 |
・ | 共同発表の場合、発表者欄には代表発表者1名を記載してください。 |
・ | 共同発表者は、今回共に発表する人たちで、発表時に同席することが条件です。 |
・ | 調査研究に関わった共同研究者がおられ(共同発表者ではない)、論文に名前の記載を希望される場合は、共同研究者であることを提出論文の本文または脚注に記載してください。なお、共同研究者の発表当日の同席は義務としません。 |
・ | 希望分野は、上記10分野から選んでください。 |
・ | キーワードは、5つ以内でご記入ください。 |
・ | 概要はなるべく詳細にご記入ください。 |
・ | 連絡先は、「自宅」あるいは「勤務先・所属など」のいずれかをご記入ください。 |
(5) 研究発表申込書の受付について
- 発表申込みに対しては、「研究発表申込書」の到着を確認しましたら、「受付確認」メールを大会実行委員会からお送りします。※発表可否のお知らせとは別です。申込書をお送りになられた後、1週間以内に連絡がない場合は、実行委員会までお問合せください。
Ⅳ.発表者への連絡
(1) | 発表者には、9月下旬に発表の可否を連絡します。 | |
(2) | 発表を可とされた申込者は、論文の原稿を10月20日(金)までにお送りください。 (原稿締切りまでの期間が短いので、執筆要項 を参考に予め原稿をご用意ください) |
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(3) | 論文の原稿頁数は、6枚以内とします(偶数ページ:執筆要項ご参照)。原稿の提出方法は、今検討中ですので9月下旬の発表可否の連絡の際にお知らせします。 |
Ⅴ.参加申込(10月中旬に改めて参加申込みのご案内をいたします)
- 研究発表の有無にかかわらず、年次大会に参加される方は、参加の申込が必要です。
(発表申込みをされている方も、必ず参加申込み手続きをしてください) - 参加費等(予定)
申し込み時期 | 会員/非会員 | 参加者種別 | 参加費 (資料代を含む) |
懇親会費 |
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事前申込み | 会員 | 社会人 | 3,000円 | 3,000円 |
学部生・大学院生 | 1,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 | ||
当日参加 | 会員 | 社会人 | 4,000円 | 3,000円 |
学部生・大学院生 | 2,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 |
Ⅵ.宿泊について:各自で手配いただきますようお願い申し上げます。
- 前泊、後泊を予定される方は、早目のご予約をお勧めいたします。
Ⅶ.今後のスケジュール(予定)
発表申込締切 | 2023年9月15日(金) | |
発表決定通知 | 2023年9月下旬 | |
参加申込受付 | 2023年10月中旬から | |
論文提出締切 | 2023年10月20日(金) | |
事前参加申込締切 | 2023年11月24日(金) | |
参加費事前支払締切 | 2023年11月24日(金) |