人材育成学会 第17回年次大会 ~参加申し込みのご案内~
<大会テーマの趣旨> ―――――――――――――――――――――――
これまでの日本企業の人材育成方法は、新卒を定期一括採用しOJTや異動・転勤により時間をかけて育成していくことが一般的でした。その結果、いわゆるツブシが利く人材が育ち、組織内のハイ・コンテクストな状況と相まって現場力、集団力を活かした力を発揮することができていました。また、これが柔軟な人材の配置を可能とし、こういった人材を揃えることが会社の強みともなっていました。反面、こういった企業特殊的スキルの形成は、専門性やキャリアのポータブル性が低いという特性をもっていました。
しかし、こういった内部型の人材育成にも変化が起きてきています。「人材育成のオープン化」、「オープンプラットフォームといった開かれた現場活動」、そして「多様な働き方」に向けた動きです。このオープン化と多様な働き方が新しいイノベーションを生み出すエネルギーとなりつつあります。
これらの動きを反映したものが、働き方改革であり、兼業や副業への流れとも言えます。最近になり、今まで禁止されていた「副業」を認める会社が増えています。そこでは、優秀な人材の社内への引き留めや、シニア社員の新たな働き先の探索という効果にとどまらず、副業の成果を社内でも活かすという狙いもあります。また、会社からの派遣も企業グループ内ではなく、NPOやベンチャー企業というように異質の組織体への派遣も見られるようになってきました。こういった動きは外部の「実践共同体」に参加し、それを持ち帰る「往還」という枠組みで捉えられることもあります。
さらに、大学教育に目を転じてみても、「アクティブ・ラーニング」や「PBL(プロジェクトベーストラーニング)」など課題解決型学習が多くの大学で実践されるようになっています。その中では、従来の教室内での学びではなく、地域や企業と連携して現実的な課題に取り組んでいくことも行われています。
このように人材育成や教育のオープン化が進む中で、効果的なオープン化の推進やその成果を内部の人材育成とどう結びつけるかといったことは大きな課題となってきます。
以上のような趣旨から、今年度の年次大会のシンポジウムでは、こういった問題意識を前提として、企業、研究者、行政等から登壇者を集め、問題を掘り下げ解決の方向を探る予定です。 また、標記テーマのセッションを設けますので,多数の方のご参加をお待ちしています。
■期 日: | 2019年12月8日 (日) | |
■会 場: | 早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館 | |
■交 通: | https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus | |
◆JR山手線 高田馬場駅から徒歩20分 ◆西武鉄道 西武新宿線 高田馬場駅から徒歩20分 ◆東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩5分 ◆東京メトロ副都心線 西早稲田駅から徒歩17分 ◆都バス学02(学バス) 高田馬場駅?早大正門 ◆東京さくらトラム(都電 荒川線)早稲田駅から徒歩5分 |
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■案 内 図: | http://www.waseda.jp/student/koho/15_campusmap_2019.pdf |
第17回年次大会実行委員会
委 員 長: | 杉浦 正和(早稲田大学大学院経営管理研究科) | |
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス11号館1148研究室 E-mail:JAHRD_taikai@yahoo.co.jp |
人材育成学会 大会・研究会企画委員会
委 員 長: | 花田 光世 (慶應義塾大学 名誉教授) | |
委 員: | 城戸 康彰 (産業能率大学 経営学部 教授) | |
櫻木 晃裕 (宮城大学 事業構想学群 教授) | ||
須田 敏子 (青山学院大学 大学院国際マネジメント研究科 教授) | ||
高橋 修 (東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授) | ||
杉浦 正和 (早稲田大学大学院経営管理研究科 教授) |
当日スケジュール
9:00 | 受付 | |||
9:30 | ~ | 12:10 | 研究発表 | |
12:10 | ~ | 13:10 | 休憩(理事会) | |
13:10 | ~ | 15:00 | シンポジウム | |
15:05 | ~ | 15:45 | 総 会 | |
15:55 | ~ | 18:35 | 研究発表 | |
18:40 | ~ | 20:00 | 懇 親 会 406-大会議室 (11号館 4階) |
【スケジュール詳細 と 大会プログラム はこちらから】 |
シンポジウム 13:10~15:00 501―天野為之 記念教室 (11号館5階)
「人材育成 と 現場活動 の オープン 化」 | ||||
経営職、人事・教育部門等 の企業人、 研究者 など 各方面の専門家を パネリスト として お 招き し 話題提供と パネルディスカッション を行います 。 | ||||
パネリスト | ||||
森 孝司氏 | 株式会社ANA総合研究所 主席研究員 | |||
竹内 雅彦氏 | 旭化成株式会社 人事部人材・組織開発室課長 | |||
中村 龍太氏 | 複業家(サイボウズ・NKアグリ・コラボワークス) | |||
コーディネータ | ||||
石山 恒貴氏 | 法政大学大学院政策創造研究科 教授 |
【発表プログラムはこちらから】 |
参加申込方法と参加費 (※発表をされる方も参加申込手続きが必要です。)
同封の郵便振替用紙に必要事項をご記入のうえ、お申し込みください。
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申込み時期 | 会員/非会員 | 参加者種別 | 参加費(論文集代を含む) | 懇親会費 |
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事前申し込み | 会 員 | 社会人 | 3,000円 | 3,000円 |
部生・大学院生 | 1,000円 | 3,000円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,000円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,000円 | ||
当日参加 | 会 員 | 社会人 | 4,000円 | 3,500円 |
学部生・大学院生 | 2,000円 | 3,500円 | ||
非会員 | 社会人 | 7,000円 | 3,500円 | |
学部生・大学院生 | 4,000円 | 3,500円 |
注1) | 11月26日(火)までにお手続きいただけない方は当日参加扱いとなります。 | |
注2) | 当日参加の方は、会場受付で参加申込書にご記入の上、参加費をお支払いください。 | |
注3) | 大会参加費に論文集代は含まれます。 (2019年度会費納入がお済みの会員で,大会に参加されない方には後日送付いたします) |
参加申込書(郵便振替用紙)の記入方法
A. 個人会員の方 | ||
同封の郵便振替用紙が申込書を兼ねます。該当の支払項目に○印をつけ必要事項をご記入ください。 | ||
B. 法人会員の方 | ||
代表者の方お一人がお申込みの場合は,個人会員に準じます。 代表者以外の方のお申込みは,該当の支払項目に○印をつけ,会員番号の欄に法人会員番号と余白に会員企業名を明記し,ご依頼人欄へ参加者の名前を記入してください。 複数人あわせてのお申込みの場合は,ご依頼人欄にお名前を列記し,合計金額をお支払ください。余白が足りない場合は,E-mailで法人会員番号・会員企業名,郵便振込日と参加者一覧およびそれぞれの懇親会参加有無をお知らせください。 |
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C. 非会員の方 | ||
次の①~⑥の事項を,E-mailにて年次大会実行委員会事務局までご連絡ください。あわせて郵便局備付の郵便振替用紙(払込取扱票)により,記載事項をご記入の上,参加費をお支払いください。 ① 件名:人材育成学会第17回年次大会参加申込書 ② 氏名(フリガナ) ③「非会員」の表示 ④ 所属名(勤務先) ⑤ 連絡先:郵便番号,住所(自宅・勤務先の明示),電話番号,E-mail ⑥ 懇親会の参加有無 ※ 郵便振替用紙への記載事項(郵便局備え付けの払込取扱票) ◎ 口座記号番号:00120-6-392521 ◎ 加入者名:人材育成学会年次大会実行委員会事務局 ◎ 金額:合計金額 ◎ 通信欄:a)「大会参加費」の表示、 b)「非会員」の表示(会員の場合は会員番号),c)懇親会の参加有無 ◎ ご依頼人欄: お名前 |
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注1) 会員の方でお手元に振替用紙がない方は,上記をご参照いただき,お振込みください。 注2) 念のため大会当日払込用紙の控え(またはお振込みが確認できるもの)をご持参ください。 |
【会場案内図はこちらから】 |
早稲田大学 早稲田キャンパス 東京都新宿区西早稲田1-6-1
11号館に入館後、エスカレーターで5階へお上がりください。
5階に到着後、506教室の受付へお進みください。